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松の絵 仕上げ <19> [松の絵]



0207e.jpg




ニスを塗ったら

金色の輝きが若干消えてしまいました。

もう一度金色を塗り重ね

あちらもこちらも気になりますが

ここら辺で上がります。

あとは舞殿に設置された後に調整です。



上と下に9センチの巾木が取り付けられるので

根っこの下は隠れて見えなくなります。


名を入れるのは抵抗があったのですが

神社様のご希望で

僭越ながら津寺の名と

15年くらい前になんとなく作ってもらったものの

出番のなかった落款を押させていただきました。

このために作ったのかな…不思議な気分です。


そう、ここに至るまでも

あらゆる方々とのご縁と出来事が重なり

そのひとつひとつの不思議なエピソードを書いたら

一冊本ができそうなくらいです!



桜の花びらを描きながら

ありがたさに涙が溢るる…

















コメント(2) 
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コメント 2

Ladybird

このように全体像を見せていただくと、雪原のように真っ白だったのに、と感無量な気持ちです。
今日の松を見て、すぐ「不動心」を思いました。揺るぎのない、しっかりと根を下ろした「静」なる松。
桜の花びらには、アニメーション?というくらい「動」があります。常に動く、留まることを知らない風でしょうか。
動と静、揺るぎないものと流れるもの、男性性と女性性、松の絵ですけれど、宇宙のようです。
もうすぐ奉納されるのですね。楽しみです。
by Ladybird (2021-02-11 04:46) 

津寺里可子

描く前はこの真っ白なキャンバスは巨大で、どう挑もうかと思いましたが、原稿用紙が真っ白よりは怖くない!
そんな不思議な気分で描き始めました。
日々成長していく松にお付き合いくださってありがとうございました!
ある方が、真ん中の祠に精霊が住んでいる、と言ってくださいました。私は全く無意識で根っこを描いてただけなので、こんなに深いような何か住んでる穴になるとは思いもよらず。
この絵が見る方によってそれぞれの世界観を感じていただけるのは本当に幸せなことです!





by 津寺里可子 (2021-02-11 23:26) 

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