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松の絵下絵に胡粉を重ねる<5> [松の絵]



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暖かい陽が入って

松の絵に植物の影が映される。

自然 偶然

このまま飾っておきたいような眺め。




画面を乾かして

この上から

胡粉ジェッソを塗ってみる。


ただのツルツルの板では

趣がない感じ…なので

風情を出すため

板の柾目を作ります。


上から下へと刷毛で塗ったら

下から上へ刷毛を滑らして



柾目っぽくなることを祈りながら

上下上下繰り返す。

屈伸運動。





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どうかしら。

木っぽい線が出来てきました。



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完全に乾いたら

この上に絵の具を重ねていきます。



胡粉ジェッソ

完全に乾くのは72時間後。






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松の絵 <七社神社> [松の絵]




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『七社神社』


松の絵はこちらの神楽殿(舞殿)に

納めさせていただきます。











七社神社様のホームページで

御由緒、数々の美しいお写真など

紹介されております。


なんと!!

来年の大河ドラマの主人公

渋沢栄一 翁ゆかりの神社様です。


詳しくはホームページに紹介されております。



二種類の美しい八重桜

子持ちの珍しい狛犬

木々に囲まれた

落ち着く境内。


境内の周辺に貝塚があります。

縄文 弥生時代の土器が発掘されたそうです。

ドキドキワクワク〜!

土器大好き!





七社神社様のブログで畏れ多くも

津寺のブログをご紹介くださってます。

和田 禰宜さま

ありがとうございます。










私、ずっと神楽殿と書いておりましたが

これからは、舞殿と表記いたします。


舞殿に松の絵が納められましたなら

是非、見に行ってくださいませ!



私が撮った写真で

恐縮ですが


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松の絵はここに、ここに

ここですよ〜!

写真見たら

今更ながら緊張してしまいました。









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子守犬さん


雄も雌も子を守るお姿の

子育て狛犬さん


子宝安産家庭円満の

ご利益があると云われているそうです!

















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松の絵の薄塗り<4> [松の絵]



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とりあえず

一通り色を置いてみる。

あまり混色しないで

生っぽい色。


アクリル絵の具なので

乾きが早い。




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大胆に刷毛でガサガサっと

やりました。


バックの色を塗っていたら

やっぱり下絵の鉛筆線は消えてしまった。

気を使って時間かけて描いたのはムダだった…




養生シート2重の上に

板、その上に養生ビニール。

絵の具こぼしまくりでも安心。




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途中の絵を見せるのは

恥ずかしいです。


ここから

変化して成長していく絵を

私も

楽しみにしています。













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松の絵の下絵を描く(アタリをつける)<3> [松の絵]




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下地を塗ってから1ヶ月。

乾かすには十分な期間でした。

年末のなんだかんだの御用もあり

ちょっと間が開きました。


12月31日

完成予想図を見ながら

下絵のアタリを鉛筆で薄く入れる作業。



いきなりズバッと筆を入れるほどの腕も度胸もありません。

手探りで作業を進めます。



上下各9㎝ 左右2㎝は

神楽殿に取り付ける時の抑えのための枠木の部分


ビニール紐を張って升目を作って

位置の目安にします。


下絵のコピーも同じように枠線を描く

手に持って描いてるうち

折って小さくブロック状にしてました。

この方が板と見比べやすい。


分けたブロックごとにアタリを入れます。




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なんとなくのこんもり松の葉。


この上から絵の具塗ると鉛筆線、埋もれて消えちゃうかな

鉛筆の鉛の粉が流れて混ざるかな。



ここまでは

1/1までの仕事。



作業が先に進んだら

また更新します。














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松の絵の下地を塗る<2> [松の絵]



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陽が入り込んで

板の上に観葉植物の影絵。



さて

素の板に下地塗り。

絵の具がテカらないように

胡粉ジェッソを塗る作業。


板を床に置けば塗りは楽なんでしょうが

板の裏についてる押さえの役目の角材が重くて

ごそごそ板を動かしたら

うっかり

観葉植物の上に倒れて葉っぱがかわいそうなことに。


斜めに立てかけたまま塗ることにしました。



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ああ楽しい


案の定、

絵の具を身体にかぶったけど

刷毛でローラーで

ひたすら塗り塗り

一気に塗りました。



一部、板に油が乗ってるのか

何度塗っても弾かれてしまう…


もう一度塗ろうかと思ったけど

厚く重ね塗りして

この上に絵の具が乗らなくなる場合を考えて

このままに。

描きながらなんとかしよう。




乾いたら白くいい感じのざらつき感

すごいなすごいな胡粉ジェッソ。














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松の絵を描きます<1> [松の絵]



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高さ1m90㎝ 幅2m43㎝

巨大な画面。

この板に「松」を描きます。


御由緒ある神社様からご依頼があり

神楽殿の鏡板に描かせていただくことになりました。


今のご時世を考えて

神社様に通って描くのは色々と問題がありそうなので

鏡板になる部分を

私の仕事場に運び込んでいただきました。




とても貴重な経験なので

制作の経過をブログに残していこうと思います。




実は当初、施工業者さんから運ばれてきた板は

横2枚はぎで

これは日本家屋の建具の様子ではないので

試しにこの場で縦にしてもらいましたが

天井につかえてしまうほどの大きさになってしまいました。


なので私が図面を引いて

キャンバス状のパネル板を作り直していただき

2020年11月12日にうちにやって来ました。



ここからは私一人で制作します。



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絵の具が飛び散るのを防ぐため

養生シートを壁、床に張りまくる。


板に歪みがあるので

ガンタッカーとテープで補正しまくる。

絵の具の水分でしなるのが怖いので

何度か水拭きをしては乾かして

それを繰り返して

板の調整をする。


その間

なんどもラフで下絵を描いて

構図を決めました。




老松

相生の松


聖なる木を描くので

身を清めてから

板も塩水で拭き清めました。






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